本記事では毒親育ち50年以上の私が共依存について解説します。
私は、婚活の時になぜ自分は苦しいのかわかりませんでした。
ですから以前の私のように悩んでいる毒親育ちの役に立ちたいと思っています。
毒親育ちには、アダルトチルドレンの本を読むことが必要です。
ただ、アダルトチルドレンの本は専門用語がたくさん出てきて
読み込むのにとても時間がかかります。
「共依存」という言葉もその一つでこれは、毒親育ちの婚活に
大きく影響する大事なポイントです。
「共依存」を理解しておくと毒親育ちの婚活にも役に立ちますので
最後まで読んでみてくださいね。
毒親育ちは、なぜ生きにくいの？
毒親育ちは、なぜ生きにくいのかというとその背景に
機能不全家族に育てられたことが深く関わっています。
機能不全家族には「依存者」と呼ばれる存在がいて共依存を生み出します。
そして機能不全家族に育つと自分が共依存になる可能性が非常に高くなります。
さらに問題なのは、共依存者には自覚がないことです。
共依存とは？
「共依存」とは、愛情という名を借りて相手を支配することです。
相手を「支配」して自分の感情を満足させます。
相手のために自分を見失ってしまう、特殊な人間関係です。
自分のことより、相手の世話にのめりこんでしまい、
人の責任をとってしまうのでその結果、相手をますます無責任にしてしまいます。
共依存は相手のコントロールに夢中になり、そのことをやめられなくなって
まるで病んでいるような様相を示すので共依存症と呼ばれています。
アルコール依存症の人がアルコールをやめられないのと同じように
共依存関係にある人たちは、共依存の苦しみから離れることができないのです。
特に毒親育ちでなくても日本では文化全体が共依存的な生き方を美徳とするので
自分を大切にすると「自分勝手だ」「わがままだ」といわれて
自分を犠牲にしても他人の世話をするように育てられることが多いのです。
共依存の特徴とは？
共依存の特徴として以下のようなものがあげられます。
共依存といっても人によってさまざまで
全部の項目が当てはまらなくても多くの項目が当てはまれば共依存といえます。
１．自らを犠牲にして相手を助けたり、世話したりする
２．相手の行動、感情、考え方、状況、結果を変えようとしてコントロールする
３．問題や危機が起こっているような状況や人間関係に身を置きやすい
４．依存心が強く、一人でやっていけるという自信がない
５．考え方、視野が狭い
６．現実や事実の否定、否認をする
７．コミュニケーションの技術に欠ける
８．相手と自分の境界線がはっきりしない
９．自分の身体から出るメッセージに気が付かない
１０．怒りの問題を持っている
１１．忍耐強く待つことができない
１２．罪の意識によく襲われる
１３．物事を極端にとらえ、ほどほどにするということができない
１４．過去の間違いから学ぶことができない
１５．被害者意識にとりつかれる
１６．自分や自分の周りに害があるのに波風を立てないようにしようと四苦八苦する
１７．愛情としがみつきを取り違える
１８．権威者を恐れる
１９．理想論、空想、社会のおきてにとらわれる
２０．相手の気分を敏感に察して先へ先へと頭を働かせる
２１．うそをつかなくてもよいときにうそをつく
２２．自己の確立ができていない
共依存は内心自信がなく、自己評価が低く、相手にしがみつき、
その結果、ますます自尊心が低くなっていく過程をたどりやすいといえます。
多少のことでは回復しないのです。
共依存の恋愛関係とは？
共依存の恋愛とは次のような関係のことをいいます。
・男性が不幸な女性に寄生して支配する
・恋愛関係にある男女が相手の世話をすることで支配する
共依存は、自分の中に対する空虚感や不全感を恋人の面倒を
必要以上にみて自分のいいように仕立てることで
自分の支配感を満足させ、自分の気持をすり替えていくものです。
愛情という名を借りて相手を支配します。
共依存は、対等な人間関係ではないのです。
共依存的な恋愛から抜け出すポイント
共依存的な恋愛の克服には、粘り強い取り組みが必要です。
心の基礎体力をつけることが本質的な解決策になります。
毎日コツコツ筋トレをするようにとり組むことが大切です。
共依存的な恋愛から抜け出すポイント
・素直なコミュニケーション法を身につけること
・自分が本当に欲しかったものを知ること
・自分が毒親育ちだと理解して解決のためのヒントを得ること
今までの心の習慣や行動のしかたを新しい考え方、
新しい行動のしかたに変えることは、ぎこちなさを感じます。
ただ、次第に慣れてできるようになっていきます。
練習、習慣化の意識を持ってとり組むことが
共依存的な恋愛から抜け出す解決法になります。
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