毒親育ちの婚活体験談【その2】
本記事では毒親育ち50年以上の私の体験談【その2】をお伝えします。
私は、25年前にいろいろ試行錯誤し、毒親対策をして夫と結婚しました。
私の失敗談【その2】を読むことにより毒親育ちの婚活に役に立ちますので
最後まで読んでみてくださいね。
無理やり婚活を始めた理由
私は一時期、「結婚観」をあらゆる角度から考えたことがあった。
人の話はもちろん、図書館にいったり、本屋で恋愛の本を読み漁った。
とにかくこの苦しみから抜け出すためには、自分なりの価値観が必要だと思ったのだ。
そして母の言う「経済力のある人と結婚すれば多少難ありでもいい」
という考え方は本当に正しいのか、自分に問い正していた。
そのころ「3高」というのが世間では、流行語になっていた。
経済力、身長、学歴が高い男ほど価値があるといわれたバブルの頃だった。
そんなときリストラされた。
有無を言わさずこの問題に直面した。
結婚相談所を利用して
そしてお見合いを続けるうち、私よりかなり年上の歯医者を相談所から紹介された。
そして相手が気に入って私と付き合いたいといっていると連絡があった。
祖母や母は有頂天だった。
母などは祖母の前で「どうしよう。どうしよう。」とウロウロしていた。
祖母は私の意見も聞かず、
「私の結婚はね、お義母さん「あの子がいい」と気に入られて結婚したの。
その頃お見合いした人がもう一人いたんだけどね、
おがみやさんにいったらおじいちゃんがいいといわれてすぐ決めちゃった。
昔はそんなもんだったのよ。
こんな条件のいい話はもうないからこの人にしなさい」
と自分の結婚の話をして私に有無を言わせず命令した。
歯医者と婚活をしてみて
私は思案した挙句「経済力の命題」を確かめるために
この歯医者と付き合ってみることにした。
この歯医者は私とデートしていても常に貧乏ゆすりをした。
私自身、なんだか落ち着かなかった。
それはこの歯医者の心の揺れを表していたのだと思う。
結婚して一人前の男と認められたいが相手がいないあせり、
うしろに指示する母親が見え隠れして心が不安定な様子、
そしてさらにこの歯医者は二股かけていた。
だから替わりばんこにデートして私と相手を比べていたのだ。
つまりそうした不安が貧乏ゆすりという形で出ていたのだと思う。
いってみれば本当のところ根は悪い人ではないのだが小心者という感じがした。
二股かけていたのを仲良くなった相談所の事務員のおばさんに
教えてもらった私は複雑な心境だった。
そしてある日、「僕の部屋にこない?」と誘われた。
でも私は怖かったので行くのを断った。
結果的にそのことが原因で歯医者は、もう一人の女性を選ぶことになった。
つまり彼女は同じ質問をして部屋についていったのだ。
歯医者が言うには「彼女のほうが僕を信用している」ということだった。
また私は若いからというのもその理由だったらしい。
スピリチュアル的なものを感じた
でもこの経験を通じて私はまた何かに守られているような気がしていた。
そして縁のない人とは結ばれないようになっているのかなという思いを新たにした。
その女性が出てこなければ、なんのためらいもなく結婚してしまったかもしれない。
でも今回のことに限らず何か障害があった時には、
「道が違うよ」と教えてもらったような感じがした。
結果的にこの話は振り出しに戻った。
さらに学校の先生と婚活をして
毒親と祖母は落胆した。
それでも懲りずに祖母は、「公務員は安定しているから」との理由で
今度は学校の先生の見合い話を持ってきた。
また今回も有無を言わせずにだ。
結局、学校の先生ともデートはしたけれど、なにか心がしっくりいかなかった。
不安げな様子、落ち着かない態度は、以前の歯医者と同じで私を不安にさせた。
結局、祖母は「この家にくるこんないい縁談はめったにないんだから」と
私を封じ込めようとしたが私は頑として断った。
このとき毒親にしては珍しく弱気だったので祖母に断ることができたのだ。
私が最終的に出した結論
そして以前、新宿の雑踏の中でBさんにいわれた
「あなたはこんなところにくる人じゃない。
こんなところにこなくても相手を捕まえられるよ。」
という言葉を思い出していた。
もう結婚相談所に行くのはやめよう、もうお見合いもしたくないと思った。
そして就職活動に専念することにした。
いつのまにか季節は夏から秋になっていた。
まとめ
いかがだったでしょうか?
毒親育ちが「自分の価値観」を持たないと婚活しても心が揺らいで
かつての私のように混乱して自分の本当の気持ちが分からなくなります。
「自分の価値観」を持てば毒親に意味不明なことを言われた時、
落ち着いて対応できます。
毒親育ちが婚活する際の3つのポイント
- 婚活の相談は、第三者のアドバイスを客観的にもらうこと
- 婚活に関して毒親の意見は無視すること
- 婚活に関して毒親とは心理的距離を置くようにすること
この3つのポイントを押さえつつ、自分の価値観を持てば毒親の影響を
できる限り受けずにすむでしょう。
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