ACにとって子育てはとても重荷だ。それは自分の育ったやり方ではだめだと思うにもかかわらず、それしか知らないから自然にそのやり方に流れていってしまうからだ。
だからACは試行錯誤してこれでいいのか、不安に思いながら子育てをする。
親にいっても否定的な言葉しかかえってこない。かえって文句を言われる。
そして子育て支援センターや保健所、幼稚園や保育園に子育て相談の窓口に足を運んだ。
でも私の場合、救いにはならなかった。子育て支援センターでAC相談をしてもは「そんなことないでしょう。親不孝をしないようにね」とたしなめられ、保健所においては「そんなやりかたではだめです」とおばあさんの相談員に自分の子育てを自慢され、幼稚園においてはくさいものに蓋をされるような扱いを受けた。
七田式の通信教育では「私はACのことはわかりませんが自分の友達がACで学生時代、助けてあげられなかったので今回いろいろ勉強させてください」と相談員に言われた。でもそれって「私がお金を払って教えることなの?」と失望した。
どこに行っても励まされるどころか、落ち込んだ。
そんなわけで「世の中にはACが子育てするのに必要な情報がないのでは」と思ってこのブログを立ち上げた。
幸い共感してくれる人はいるらしい。私も自分の子育てを公開することでいろいろな意見がきけるのでブログというのはいいなと思った。
ところがあることがあって知り合いにそのブログがばれそうになり、ココログに引っ越してきた。引っ越したのは「やっぱりこのブログのテーマは必要なんじゃないか」といろいろな人の意見をきいてわかったから。
ACにとって子育てはネックです。子育ての延長線上に虐待とか、ニート、パラサイトシングル、登校拒否などがいろいろな形で社会問題になっている。でもみんなどうしていいか苦しみながら、家族で、もしくは一人で抱え込んで悩んでる。実はAC問題が根本にあるのに、蓋をして息を潜めて生きている。
ACって恥ずかしいから?でも厳しい子供時代をあなたは、生き抜いてきたんだよ。ACの別名はサバイバーっていうんだよ。あなたは誇りに思っていいんだよ。
なんだか今日はそんなことを訴えたくて日記をUPしてみました。
コメント
ACを自覚して親になっているわけではありませんが,子育ては,自分の親のようにしてはいけないをモットーにしています.自分の親だったらと思うとその逆をすれば良いようです.親側は昔のことを忘れて孫をかわいがってくれる.
俺の妹は親と仲が良いけれど,育児は難しいとよく相談しているみたい.妹は子供の頃を覚えていないって言うよ.ACじゃなかったと思う.
興味深く見させてもらいました。
ACの傾向ありの24歳、♀です。
最近職場の人間関係でうつ気味になってしまい、
自分の成育歴を振り返って、ネットで調べたら
自分の日常の言動にACの傾向があるな、って
感じがしてきました。
幼少時、母から精神的・肉体的に暴力を受けること
が多かったんです。
自分自身はそこまでコドモ嫌いってわけでもないんで、
いつかは子供欲しいかなって感じなんですが,
幼少期の体験を思い出すと、
自分の子供につらくあたっちゃうんじゃないか、って
まだ妊娠どころか結婚相手もいないのに(笑)
ちょっと気にかかってました。
ロゼットさんのように、
ポジティブに育児に挑戦している人を見て、
ちょっとうれしい気持になったので、
書き込みさせてもらいました☆
自分が育ったやり方ではだめだということは分かっているのに、ではどうしたらいいかわからない、というのを頷きながら読みました。暗中模索の不安や、やりたくない例のやり方に流されてしまう苛立ちもあります。
でもなんとか乗り越えたいしできるはずと思って日々自分と戦っています。
サバイバー、に勇気付けられました。