自分は価値の無い人間なの?

子育て

不登校、引きこもり、非行、家庭内暴力、少年犯罪、キレる、自殺といった

キーワードを聞かない日がないくらい

現代の子供達のこころの問題がクローズアップされています。

ひと昔前であれば

「子供がワガママだからだ」

「親が甘やかせて育てたからだ」

などと子供、またはその親の責任を指摘するだけで

終わってしまっていましたが

最近は問題と真正面から向き合って

問題解決の為に尽力している

素晴らしい人々の特集などがテレビでも

放映されるようになっったので

何が問題で、何が必要だったのかということを

感覚的にも理解しやすくなったように感じます。

子供達には様々な症状が現れますが

こうした子供達は共通して

「自分を肯定する力が弱い」ということがいわれています。

自分を肯定する力が弱いというのは

「自分は価値の無い人間なんだ」

「自分は誰にも必要とされていない」

「自分はいてもいなくてもいい存在だ」

と感じてしまっているということです。

言葉を変えれば「自己評価が低い」ということでもあります。

どうして、自己評価が低いのでしょうか。

それは、育ってきた環境に大きく起因しています。

つまり、自己肯定感を高められるような環境を

与えられなかった為に自分を肯定することが

できなかったばかりか、自分を否定するような言葉を浴びせられたり、

暴力をふるわれたりという環境の中にいたことで

自己評価が低くなってしまっているのです。

そして、こうした子供時代を過ごすと

大人になっても自己評価を上げる事が出来ず

「生き難さ」を感じ、社会で多くのストレスを受けることになります。

この結果、うつ状態になってしまったり、

感情の起伏が激しくなってしまったりするのです。

ですから、子供の「自己評価を高める」ということは、

その子の「生きる力を高める」ということにつながり、

その子の人生にとっては何よりも大切なことなのです。

アダルトチルドレンの回復への一歩は

何もしないと何も変わらないので

とりあえず行動してみましょう。

お稽古事や学校、仕事や旅行、趣味など

好きと思えることを見つけてみること。

それが回復への第一歩になります。

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特に共依存の人は、自分自身が充実すると

自分で決めた計画や活動のために忙しくなり、

子供が何をしているか、あるいはしていないかに

気を配る暇がなくなります。

そうやって自分自身を成長させることは、

自分の人生に対する全責任を自分で取れるようになることにつながり、

半人前ではなく、一人前になることができます。

さらに一人前になるということは、

アダルトチルドレンが子育てするときにも役に立ちます。

それは機能不全を断ち切るためにも必要なことです。

これは既婚者である私が今にして思うことです。

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