本記事では毒親育ち50年以上の私が共依存について解説します。
私は、婚活の時になぜ自分は苦しいのかわかりませんでした。
ですから以前の私のように悩んでいる毒親育ちの役に立ちたいと思っています。
毒親育ちには、アダルトチルドレンの本を読むことが必要です。
ただ、アダルトチルドレンの本は専門用語がたくさん出てきて
読み込むのにとても時間がかかります。
「DV」という言葉もその一つでこれは、毒親育ちの婚活に
大きく影響する大事なポイントです。
「DV」を理解しておくと毒親育ちの婚活にも役に立ちますので
最後まで読んでみてくださいね。
DV問題のチェック
毒親育ちのアダルトチルドレンは、世代間連鎖されやすいので
幸せな結婚を考える上でDV問題のチェックも
心にとめておかなければいけないことです。
先日ある新聞で「増え続けるDV被害」というコラムのなかで
平成21年の警察によるDV認知件数は、前年比11・7%アップで
過去5年で最高を記録しているとのことでした。
いずれにせよ、世代間連鎖のDV被害者にならないために
DVをひきおこしそうなパートナーを選ばないことです。
しかし、付き合っている当初から相手にその傾向が
あるかどうかを見極めることはかなり困難な作業と言えます。
たいていの場合、DV問題が発露するのは結婚後だからです。
被害者の多くは、気が付いてみたらいつの間にか、
暴力を振るわれるのが日常茶飯事になっていて
すっかり身も心もずたずたになってしまいます。
こんな憂き目に合わないために事前にパートナー候補を選ぶ際、
DVポテンシャルを察知するためのチェックポイントを
必ず自分の中にもうける必要があります。
DV被害者のサイクル
では、毒親育ちのアダルトチルドレンが
巻き込まれやすいDVとは、どのようなものでしょうか。
DVとは、1970年代から欧米で使用され始めた言葉。
夫や恋人などの親密なパートナーから女性が受ける身体的・性的虐待のことです。
ところが、21世紀の今、DVの被害者は、女性に限らず、
男性が暴力の被害に合うケースも増えているようです。
DVには、米国の心理学者によれば、一定のサイクルがあり、
たいていの場合、同様のパターンを繰り返すと考えられています。
「ストレス蓄積期」
言葉の暴力でパートナー間の緊張が徐々に蓄積し、実際に、肉体的・性的暴力へと発現します。
「暴力爆発期」
しばらく過ぎると「悪かった!もうしないから、許して」の「ハネムーン期」が訪れます。
「ハネムーン期」
ハネムーン期で多くの被害者は、なかなか、DVから抜け出せないのです。
DVの原因とは?
このDVの原因は、一体何でしょうか?
DVは、多くの場合、加害者の家庭環境により
生み出された心理的状態により引き起こされ事が多いと言われています。
DV加害者によく見られる養育歴として母親が父親から理不尽に
暴力を振るわれていたり、自分自身が、理不尽に
毒親から暴力を振るわれたりしていることです。
これが毒親育ちのアダルトチルドレンの世代間連鎖を生み出します。
こうした経験を持つ毒親育ちのアダルトチルドレンのこころの中では、
親からの愛情により、生み出される安心感が育まれず、
常に孤独を感じるようになります。
そうした孤独感により、他者からかまってもらいたいという気持が高じ、
それが異常な形で表現されると暴力という行為に発展します。
さて、ここで、注目しなくてはならない統計的事実として
こうした家庭環境で育った男性は、DVの加害者となりやすく、
一方、女性は、逆に被害者となりやすいという調査報告がなされていることです。
毒親育ちのアダルトチルドレンの結婚には注意が必要
つまり、DVは、どこかで断ち切らない限り、
世代間で伝わる可能性があるということです。
よって毒親育ちのアダルトチルドレンの結婚には注意が必要なのです。
DVの被害に合わないためにDVと縁のありそうなパートナーはつきあわないことです。
でも自分のパートナーが、DVを引き起こすか起こさないかは、
ラブラブモード期間においては、見抜くことは容易ではありません。
ただ、DV被害者にならないために相手のチェックポイントがあります。
・両親は仲が悪かったか?
・母親に甘やかされていたか?
・父親に理不尽(しつけ以外)に暴力を振るわれていたか?
・よく自分の失敗を他人のせいにするか?
・支配欲・独占欲が強いか?
・嫉妬深いか?
・私生活に干渉しがちか?
・酒癖が良くないか?
以上、三つ以上あてはまるようであれば、要注意です。
DVの問題は、DVの被害者がなかなかDVから逃れられないといわれます。
理由の一つは、「学習された無力感・絶望感」
つまり、いつも理不尽に暴力を振るわれていると
適正な状況判断が出来なくなり、
「しかたがない。自分にはどうしょうもない。」
とあきらめて、無力感を募らせてしまうばかりか、
「暴力をふるわれるのは、もしかしたら自分のせいかもしれない」
などと誤った認識を持ってしまうからです。
がまんしてはいけない
これはまさしくACの傾向にあり、親にされてきたことが体にしみついているから。
もし、あなたのパートナーがあなたを大切なパートナーと考えているのであれば、
そうたやすく暴力に訴えることはあり得ません。
それでも、パートナーが、暴力を振るうのであれば、
相手になんらかの精神的欠陥があるのです。
あきらめて自分のせいにせずに、気持ちを取り直して断固応戦する必要があります。
がまんしてはいけないのです。
まとめ
こうしたDVから回復するのは自分自身が強い意志を持って
自分の問題に取り組む必要があります。
そのあとは、できるだけ毒親と同じような相手を
選ばないように冷静に婚活することが大切になってきます。
ただし、婚活はタイミングとご縁ですので
焦らないことが大事だと私は思います。
1.健全なパートナーに出会う機会を設ける
2.結婚相談所を利用してみる
3.マッチングアプリを利用してみる
この3つのどれかというよりもいくつか試してみて
良いご縁があったらお付き合いして
自分が人生を共に歩んでいけそうだと思った人と結婚してください。
あなたの人生ですので後悔のない婚活を祈ります。
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