毒親育ちの婚活体験談【その1】
本記事では毒親育ち50年以上の私の体験談【その1】をお伝えします。
私は、25年前にいろいろ試行錯誤し、毒親対策をして夫と結婚しました。
私の失敗談【その1】を読むことにより毒親育ちの婚活に役に立ちますので
最後まで読んでみてくださいね。
結婚適齢期にリストラにあった
私が結婚適齢期のころ、バブルがはじけてリストラにあった。
しかし、会社での出来事は悪いことばかりではなかった。
私が家庭で学びそこなったいろいろな社会の常識、
仕事の段取りの仕方、華やかな会社の式典で
親まで招待してもらった2泊3日の記念旅行、
国際見本市展示の会社ブースのコンパニオンの体験、
お金の使い方や楽しみ方、旅行、気のあう仲間との会食は
私に新しい目を見開かせてくれたと思う。
特に多くの女性の先輩にはかわいがってもらった。
つらいこともあったけれど楽しいこともあった会社だった。
結局、のちにこの会社は不況のため、地方へ統合された。
遅かれ早かれやめざるを得なかったのだ。
あの頃の人たちはいまちりじりだそうだ。
スピリチュアルなものに守られていると感じた
もしかしたらハイヤーパワーが私を守って導いてくださった
のかもしれないと思った。
だからリストラは私のなかで自然に浄化されていった。
毒親の攻撃と仕事への疑問
でもリストラにあう前に私自身、危機感を持たなかったわけではない。
母の攻撃と生きづらさ、就職の進路を母に強制された件を
突っぱねられなかった自分自身の情けなさと5年近く戦っていた。
たまに結婚式であう大学時代の友人達との心の距離も感じていた。
彼女たちは臨任を経て正規の先生になっていたから。
また社会に入って同じ部署の女性達の嫉妬や妬みも体験した。
こうした中、なにかやらなければと必死になってもがいた。
社会人になっても趣味は続けていた。
でも会社が不安定の中、仕事のことも考えざるを得なくなってきていた。
母から独立したいとの気持ちもあった。それにはお金だ。
手始めに資格をとろうと思った。まず英検3級をとることにした。
これはかろうじて合格。次に準2級をめざした。
試行錯誤しているうちにリストラにあい、それどころではなくなってしまった。
毒親から逃げ出したい
そして母の攻撃が厳しくなるにしたがって
母から逃げ出したくてたまらなくなっていた。
また恋愛にすがっているような自分も情けなく、
相手がうんざりしている様子に自分自身にも嫌悪感を感じていた。
そんなある日、海外青年協力隊のポスターをみた。
「へーボランティアでも生活費は出るんだ」と思い、受験することにした。
一次試験は合格。二次試験で落ちた。
また半年後の受験。また二次試験で不合格。
その一次の結果の郵便をみた母が烈火のごとく激怒した。
「結婚のために家を出るのでなければこの家の敷居はまたがせない」と。
またしても家族の縁を切ると脅されておびえてしまった自分が悲しかった。
そしてリストラ。もがいてももがいてもトンネルの出口はなかった。
結婚相談所を何カ所もはしごして
そして会社を辞めた後、就職と永久就職活動を始めた。
永久就職活動は結婚相談所にいくことからはじまった。
結婚相談所というのはどこも基本的にうさんくさい感じがした。
汚いところも事務所風のところもサロン風のところもすべて同じにおいがした。
対応する人間も同じだ。お金儲けをしたくてうずうずしているそんな印象だった。
だから私のインナーチャイルドは「いやだよ。こわいよ」と尻込みして泣きそうだった。
でもほかに方法がない。
「がまんするんだよ。すぐ終わるからね。嫌だったら断ればいいじゃん。」
と強気の私はインナーチャイルドの気持ちをを押し切った。
お見合い相手はいい人もいればあまり感じの良くない人までさまざまだった。
でも全体的に感じたのは履歴の条件は優秀な人が多く、
個性の強い人が多いということだった。
だから結婚相談所にくるのかもしれない。
私は自分自身、個性が強いので結婚してもうまくいかないだろうと
数を重ねるたびに思った。
婚活パーティーであぶれて男性論を語り合う
また結婚相談所では月に何回かパーティーとよばれる集まりがあった。
あるとき、そこで相手にあぶれた女性4人で帰りに飲みにいくことになった。
初対面だったけれどその日はみんなで意気投合して男性論なるものを語り合った。
Aさんは税理士と婚約までしたが破棄したという。
Bさんはお付き合いしてもすぐに捨てられてしまう、という悩みを持っていた。
Cさんはおとなしくて自分の話はしなかったと思う。
私もそのとき自分で何を話したのかよく覚えていない。
でも帰り際にBさんが私に向かってこう言った。
「あなたはこういうところに来る人じゃない。
こんなところにこなくても相手を捕まえることができるよ。」と。
そして他の2人も同時に頷いていた。
私は帰りの電車でその言葉を何度も反芻していた。
まとめ
いかがだったでしょうか?
毒親育ちが「自分の価値観」を持たないと婚活しても心が揺らいで
かつての私のように混乱して自分の本当の気持ちが分からなくなります。
「自分の価値観」を持てば毒親に意味不明なことを言われた時、
落ち着いて対応できます。
毒親育ちが婚活する際の3つのポイント
- 婚活の相談は、第三者のアドバイスを客観的にもらうこと
- 婚活に関して毒親の意見は無視すること
- 婚活に関して毒親とは心理的距離を置くようにすること
この3つのポイントを押さえつつ、自分の価値観を持てば毒親の影響を
できる限り受けずにすむでしょう。
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