私には、AC(アダルトチルドレン)の痛みに対する感情の「激怒」の問題があります。 妹はもともと鬱っぽいところがあるので相談はできませんし、母に相談するのはお門違いです。家族のことは外で話すわけにもいかず、話せば利害関係が生じるかもしれないし、何より私は幼い頃からの虐待や言葉の暴力によって人間不信でした。 つまり、私の感情はいつも心の中で発酵せざるを得なかったのです。
その発酵が限界を迎え、去年の夏、夫の何気ない一言で大爆発を起こしてしまいました。 当時は夏で家中の窓が開いていたので、近所中に聞こえたと思います。でも、もう耐えられなかったのです。矛先は、必然的に夫に向かいました。
我が家の夫は、普段私の話を聞いているんだか聞いていないんだか、よく分からない返事をします。もともと無口だし、私と違って感情の波があまりなく、穏やかな性格です。本人に言わせれば「感情の起伏が激しい私がうらやましい」というほどで、すねることはあってもあまり怒らない人です。だからこそ、こうしてうまくやれているのかもしれません。
普段の会話でも「うん」とか「そう」といった相づち程度で、まさに「のれんに腕押し状態」です。ただ、彼は心理学的に私を観察し、それなりにケアしてくれることもあります。 しかし、その日は違いました。「ママは3ヶ月にっぺん爆発させないといけないから」と、わざと私の気に触るようなことを言ってきたのです。それは「専業主婦に関するお金」の話でした。
私はすでに怒りがパンパンだったので、すぐに反応しました。今度は夫が理屈で返してくる。私は何も言い返せず、子どものようにワーッと泣き出してしまいました。 怒っているときは、自分が「無能だ」「欠点だらけだ」と感じずにいられるからです。それは、無力感や自己否定感を埋め合わそうとする行動であり、同時に人を遠ざけて自分を守る手段でもありました。
この感情を無理に押し込めてしまうと、心の中に根付いて慢性的なうつ状態になってしまいます。私も、下の子を出産したあとになったことがありました。 でも、このときはとにかく泣くだけ泣いて、怒りを爆発させたせいか、あとですっきりしたのを覚えています。
怒りは溜め込まないことが一番ですが、はけ口がないと自分に大きな負担がかかります。あまりに重荷を背負い込みすぎると、その矛先が自分の子どもに向かってしまうことになり、それがエスカレートすると虐待につながるのです。
もちろん、母親だって人間ですから、子どもに当たってしまうときもありますし、虐待とはいかないまでも叩いてしまうことだってあります。 ですが、ここで絶対に忘れてはいけないのは、
- 「子どもの性格的な批判はしない」ということ
- 「してしまったことに対して子どもに謝り、子どもの心のケアをする」ということ この2つがとても大切なのだと学びました。
私もここまでいろいろありましたし、子どもに対して「いけないことをしてしまった」と思うこともあります。でも、それは私が生身の人間だからです。そして、こうした心の在り方の根本は、七田式から学びました。 カウンセラーの方にどれだけ励まされたか分かりません。私は立派な母親ではないし、むしろ泣き虫で頼りない母親だと思っています。でも、子どもたちには世の中に出て自分の好きなことで役立ってほしいと切に願っています。
そして、自分の心とは裏腹に子どもに当たってしまうすべてのお母さんたちに、私が七田で教えてもらった処方箋を贈ります。虐待のトラウマから立ち直るために――。
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