ある日、息子がトイレ掃除をしてお小遣いをもらっているのを見ていた娘が、「自分もやる」と言い出しました。 強要するのはよくないので、「自分でやりたい仕事を探してきてね。その代わり、一度決めたら毎日やるんだよ」と伝えると、娘は「玄関掃除をやる」と言いました。 もちろん娘一人でできるわけもなく、毎日つきっきりで褒めながら玄関掃除をしています。いつか、将来有望な家事の担い手になると信じて。
私の母は、子どものころの私に対して何でも文句を言い、けちをつけ、「あんたは手伝いをしない」と決めつけました。 正直に言うと、それは母が怖かったからです。失敗したときのミスを、ネチネチとあとまで言われるのが嫌だったから。感謝の言葉もなく、言われるのはいつも否定的な言葉ばかりでした。 いつもいつもマイナス思考で子育てをしていた母。本当は、母自身が誰かに認めてもらいたくて寂しかったのかもしれません。そんなやり方しかできなかった母を哀れに思いますが、だからといって私のインナーチャイルドが納得したわけではありません。
いつまでもこのことが心の中に疼き、自分の反面教師にするべく奮闘している自分がいます。子どもにはできるだけより良い方法で学んでほしいと思っていますが、自分が経験していないからこそ、本を読んだり情報を収集したりしています。その量が本当に膨大で、「子どもの頃にいかに学び損なったことが多いか」を痛感させられます。
実践も手手探り状態です。普通なら、失敗してもうまくいかなくても親が励めてくれるものですが、それを望むべくもないので、自分で自分を褒めています。 妹はそれが分かっているので、私のところに言葉を求めてやってきます。彼女は私以上に危うい子育てをしているので、彼女を励ますのも私の役目です。
時々、「なんでこんなに理不尽なのだろう」と思ってしまいます。
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