本記事では、毒親育ちの子育てや人間関係に役立つ【エニアグラム】について、半世紀以上、毒親との関係に悩み向き合ってきた私の視点からお伝えします。
私自身、25年前に結婚して試行錯誤しながら子育てをしてきましたが、自分が毒親育ちであることにかなり苦しめられました。
エニアグラムを知ることで、よけいな回り道をせずに、子育てや人間関係がぐっとラクになります。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エニアグラムとは?
今日は、子育てや人間関係に悩むあなたの解決の糸口になりそうな「エニアグラム」を紹介します。
エニアグラムという言葉は、ギリシャ語で「9つの点を持った図」を意味します。
人間には9つの性格タイプがあり、すべての人はそのうちの1つを持って生まれてくる、というのが基本的な考え方です。しかも、男女がほぼ半分ずつ生まれてくるのと同じように、世界中のどんな地域でも、各性格タイプを持った人間の数はちょうど9等分になっているのです。
その歴史は古く、2000年前のアフガニスタン地方に生まれ、イスラム社会に秘伝として受け継がれました。そして20世紀中ごろ、アメリカでこの人間学の調査研究が進められ、科学的にもその価値が認められました。
エニアグラムは、一人一人が持っている個性を大切にし、「自分も他者も認め合う生き方」を教えてくれます。また子育てにおいては、我が子の良い面を伸ばし、よりよいコミュニケーションをする知恵をあたえてくれるでしょう。
エニアグラムのタイプと特徴
エニアグラムには、タイプ別にそれぞれの特徴と注意すべき点が記されています。
自分はどのタイプか、また子どもはどれに当てはまるのか、確認してみてください。
親のタイプと子どものタイプが違うため、衝突したり、理解できなかったりすることがあります。それぞれの特徴をじっくり読んで相手を受け入れるように努めれば、解決の糸口が見つかるかもしれません。
■ タイプ1
- 親(完全でありたい人): 子どもの間違いをこまごまと注意していませんか?イライラを抱えながら温厚を装いがちです。間違いや欠点を許す柔軟さを心がけて。
- 子(素直な努力家): さまざまな役目をきちんとこなします。親の期待はすべて大きな重荷になりがち。自分に優しく、自分を責めないこと。
■ タイプ2
- 親(人の助けになりたい人): 子どもの役に立つことに必死になっていませんか?献身が感謝されないと不満がつのります。過保護に気をつけて、子どもの自立を心がけて。
- 子(優しく親切な子): 愛情を引き寄せる天性の才能があります。反発はスムーズな親離れのチャンス。「人は人、私は私」と自分の気持ちを大切に。
■ タイプ3
- 親(成功を追い求める人): 子どもの気持ちを無視して励ましていませんか?よく働き家族を支える頼もしい存在ですが、成績や学歴への執着よりも心の交流を心がけて。
- 子(積極的で優秀な子): 親や先生の愛を得るため、良い実績をめざします。失敗したときこそ成長させるチャンス。「失敗もまた人生の宝、弱い自分も十分すばらしい」と伝えて。
■ タイプ4
- 親(特別な存在であろうとする人): 子どもに特別であることを強いてはいませんか?「誰にも理解できない自分」を抱えがち。子どもの中の平凡さを受け入れることを心がけて。
- 子(特別さを愛するロマンチスト): みんなとうまく溶け込めない悩みを持っています。きまりや常識の押し付けに要注意。平凡な日常にあるささやかな感動や喜びを知ることが大切です。
■ タイプ5
- 親(知識を得て観察する人): 子どもにたっぷり愛情を表現していますか?知識や情報で心の空虚さを埋めがちです。子どもが求める濃厚な愛情を表すことを心がけて。
- 子(自立した冷静な子): 一人遊びが好きで、一人の親友と長く付き合います。もっと「ハキハキしなさい」「自己主張をしなさい」は禁句。人と交わりがあるからこそ喜びも生まれます。
■ タイプ6
- 親(安全を求め慎重に行動する人): 子どもの安全を心配しすぎていませんか?考えるだけで前に進めなくなりがちです。ストレスや不安を抱えない、気楽な子育てを心がけて。
- 子(責任感の強いまじめな子): 何でも話せる友人が必要です。ほめてほめて自信をもたせてあげましょう。周囲の人を信頼し、自分にもっと自信を持つこと。
■ タイプ7
- 親(楽しさを求めて計画する人): 子どものペースにあわせた計画を立てていますか?新しいもの、楽しいもののつまみぐいになりがちです。子どもと一緒に地道な努力をすることを心がけて。
- 子(明るくユーモアあふれた元気者): 耳に痛い忠告はいくら言っても無駄になりがち。気まぐれが及ぼす周囲への迷惑を諭しましょう。苦しみがあるから喜びもある、地道な努力を忘れずに。
■ タイプ8
- 親(強さを求め、自己を主張する人): 子どもを感情的に叱っていませんか?強さと正しさを愛する勇者ですが、子どもの事情も考えて、怒る前には10数えることを心がけて。
- 子(正直で面倒見のいい親分): 不正や攻撃にはけんかもいといません。強い怒りが表に出たら冷静に見守って。慈しみの心を育て、弱さを見せる勇気を。
■ タイプ9
- 親(調和と平和を願う人): 子どもへの苦言を避けていませんか?争いを嫌い、落ち着きと安らぎを愛しますが、子どもと面と向かうことを心がけて。
- 子(穏やかなのんびりや): 周囲から見過ごされがちです。何をしたいのか自分で決める練習を。「あなたは大切な存在」と伝え、もっと外に心を開いていきましょう。
人間関係もそうですが、子育ても子どもを尊重しながら「お互いが理解しあう」ことが大事ですね。
まとめ
エニアグラムは、子育てや人間関係の大きなヒントになります。
毒親育ちで、どうしても硬直したものの考え方になってしまっているアダルトチルドレンの方には特におすすめです。いま現在、子育て中で自分の子どもに手を焼いている方にも、きっと役に立ちますよ。
「自分はどのタイプだろう?」「子どもの本音をもっと深く知りたい」と思った方は、こちらの『9つの性格』という本を読んでみると、驚くほど深く理解できるようになります。手元に1冊置いておくと、人間関係で迷ったときのお守りになりますよ。
▼あわせて読みたい関連記事はこちら
【毒親育ちの機能不全家族と虐待からの回復【スピリチュアルな解決策】】



コメント