生まれた季節に合わせた子供の育て方

暦の上では2月～4月が春、5月～7月が夏、8月～10月が秋、11月～1月が冬と分かれています。これに従って生まれた季節を判断します。そしてその季節の気に合うような育て方をすることで、その子の運勢が底堅くなると算命学では考えられています。

・春生まれ
春は新緑の季節です。寒い冬が終わって柔らかい日差しを浴びながら、草木は競うように芽を出し、生き生きとしてきます。
春に生まれた子はそんな気を備えているので、無邪気で好奇心旺盛、怖いもの知らず、というのが特徴。この特徴を伸ばすと頭の良い子に育ち、逆にその“好奇心”の芽を摘まれてしまうと希望を失い、途端に頭の回転が悪くなってしまいます。
様々なことに興味を持つことを共に楽しみながら、未来に対して明るい希望を持てるように育ててあげてください。

・夏生まれ
樹木は枝葉がたくさん生い茂り、実をつけ始める季節です。そんな気を受けて、夏生まれの子は明るくのびのびしている、というのが特徴。なお、この質を十分に伸ばすと頭の良い子に育つわけですが、このとき、一つ問題が。
枝葉が伸びすぎることがあり、それを人に置き換えて考えると、周囲のことは考えず、他人を押しのけてでも伸びようとするため、摩擦が生じやすくなることに。そうした理由で良い姿を保つために枝払いが必要。
枝払い・・・つまり厳しく育てなさい、スパルタ教育がいいですよ、ということです。
これができないと、うっそうとして暗い・・・頭の良い子にはなりません。
“いじめ”に巻き込まれないためにも、是非そのように育ててください。

・秋生まれ
まさに”実りの秋”、一年の収穫の季節です。「実が実る」ことを「物事がまとまる」と考え、秋生まれの子はまとまりがあるように育てると良い・・といわれています。
秋は自然淘汰のときでもあり、豊かな実を実らせた樹木は枝葉を落としてゆきます。無駄なものをそぎ落とし物事が完結してゆくので、小さくなっていく・・・秋の気を受け、なんとなくさわやかな印象があり、素直で一本気、というのが特徴。
その「まとまる」ということが欠点に出ると、思い込みが激しくなったり、生きる範囲が狭くなったりということに。
世間は広く、色々な考えがあるということを知らせてあげてください。

・冬生まれ
なんと言っても冬は寒い、冷たい・・・春が来るまでその寒さに耐え忍ばねばなりません。
けれども枯れているように見える冬の樹木は地下で養分をしっかりと蓄えています。
そんなことから我慢強い、忍耐強い、そして理屈っぽいというのが冬生まれの特徴。この質を生かすと頭の良い子に育ちます。
やりたくないことは理屈をつけてやらない・・という面があります。もちろん欠点なのですが、時には親でさえ、この理屈に負けてしまうことがあるほど、つまり頭は良く回るのです。子供には難しいだろうと思う話も、とても興味を持って聞いたり・・ということもあります。春になって芽吹くときのために、自分の中に養分を貯めているのです。
難しい話を是非してあげましょう。