毒親育ちの批判精神と思い込みと境界の設定

毒親育ち

本記事では本記事では毒親育ちから回復するために

必要な事柄【アダルトチルドレン】について

毒親育ち50年以上の私がお伝えします。

私は、25年前に試行錯誤して結婚して子育てしましたが

毒親育ちにかなり苦しめられました。

今回のアダルトチルドレンを心に留めて

一歩踏み出せばあなたはよけいな回り道をせずに

アダルトチルドレンから回復することが可能になります。

最後まで読んでみてくださいね。

 

1.自己批判の傾向が高い人

アダルトチルドレンは自己批判・他者批判を含
めて批判的な傾向があります。
 
養育者に批判され続け育ってきたこと。
これが一番大きな理由。
 
本来、親が子供と接する際大切なことは、その
子供を無条件に認めてあげることです。
 
なぜなら、子供は常に親の愛、承認を求めてい
るからです。
 
ところが親が子供と接する際に親の高い要求や
基準を満たした時だけ子供を認める、あるいは
その高い要求や基準を満たしても褒めない、と
いった事態に問題が生じます。
 
親が子供に対して高い基準を要求する例として
は、次のようなものがあげられます。
 
小さい子供に対して、部屋は常に埃1つなく綺
麗に保つこと、習い事のそろばんはクラスで1
位を取ること、姉のように賢く振舞うこと、弟
妹の面倒をきちっとみること等です。
 
そして、子供が成長するに従い、テストでは全
科目必ず80点以上を取ること、有名中学校に
進学すること、習い事の絵で賞を取ること等と
延々に高い規準を満たすことを要求してくるの
です。
 
しかし、親の子供を認める要求や規準が高すぎ
るとどれだけ努力しても大概の子供は、その規
準を満たすことが出来ないのです。
 
そして、このような無謀で高い要求を行い、規
準を設定する親は必ずと言っていいほど、要求
や規準を満たせなかった子供に対して批判的な
態度を取ります。
 
「なぜ、出来ないの」「ダメな子」「~ちゃん
を見習いなさい」などなど。
 
親からこれらの言葉を浴びせられた子供は、本
当に自分のことを「出来ない、ダメな子」と思
ってしまいます。
 
そして、出来ない自分を責めるのです。
 
また、親の要求や規準を満たそうと頑張ってそ
の要求に応え、規準を満たしたのにもかかわら
ず褒められないと「自分が嫌われているから褒
めてもらえない、認めてもらえない」等
 
その原因を自分に求め自分を責めます。
これが自己批判の原型なのです。
親から褒められない、認められないのは自分が
悪いからだ。
 
自分が良い子ではないからだと自分にその原因
があると思い込んでしまうのです。
 
すべてを自己関連づけてしまうのです。
 
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
実は私たちが客観的に物事を捉えて考えられる
ようになるには、少なくとも6歳以上の年齢が
必要と言われています。
 
それまでの子供の思考は自己中心的です。
 
すなわちマルかバツ、100か0なのです。
したがって、何をしても親が自分に対して批
判的であり、褒めないのは自分が悪いからで
あると自己中心的に勝手に思い込んでしまう
のです。
 
この観点から考えますと、親の批判的な態度
が子供に与える影響は、子供の年齢が幼けれ
ば幼いほど大きくなります。
 
それは自己中心的な思い込みの影響を成長し
ても大きく受けるということです。
 
大人の私たちは、誰かが自分を批判してきた
としても客観的に物事を考えることが出来、
相手の主張の矛盾を指摘することが出来ます。
 
全てに対して自分が悪いとは結論を出さない
と思います。
 
しかし、成長したアダルトチルドレンは不思
議なことに自分に対して好ましくない他者か
らの評価を感じたり、周囲に対して悪い事態
が起こるとその原因は自分にあるのではない
か、自分が悪いからではないかとすべてを自
分の責任と推論して自分を批判して責め続け
る傾向があるのです。
 
また、どれだけ頑張って人以上の成果を上げ
たとしてもそれを認めず、出来ていなかった
点のみをクロ-ズアップして、出来ない自分
とレッテルを貼り、自分を責め続けます。
 
成長した大人がなぜこのような、根拠のない
判断を行い、自己批判をし続けなければなら
ないのでしょうか。
 
これは、すべて思い込みが原因です。
それも、延々と子供の頃から続いている思い
込みなのです。
子供の頃の自己中心的な「自分が悪いから親
に愛されない」という思いが「自分は悪い
」「自分は出来ない人間」等、中核的な信念
を形成して、何事に際しても「自分が悪いか
らでは」「自分の責任では」「出来ない自分
はもっと努力しなければならない」と勝手に
思い続けます。
 
これらはすべて、子供時の「自分が悪いから
親に愛されない」という、誤った思い込みを
継続しています。
これでは、成長の過程においても自分に対す
る自信や自己信頼感は獲得されず、自己価値
も低く当然生き辛さを抱えてしまいます。
 

2.他者批判の傾向が高い人

他者批判とは自分の価値観規準に合わない他
者を批判することです。
 
でも、なぜ自分に自信がない傾向の強いアダ
ルトチルドレンが他者を批判するのでしょう
か。
他社批判の行われている家庭で育った私たち
は、親が行っていることを見て学び育ちます。
 
したがって親が他者に対して批判的でありま
すと当然私たちも他者に対して批判的傾向に
なります。
 
また、親から批判され続け成長した大人は、
人に対しては人を批判をすることが当たり
前となり、批判すること自体に何の疑問も
持たなくなってしまいます。
人との接し方においてその方法しか知らな
いのです。
自己規準を人を当てはめようとする私たち
は、何をするにしても自己規準を持ってい
ます。
 
例えば、電車の中ではマナ-を守るべき、
仕事は余裕を持って取り組むべき、勤務開
始の20分前には席に着いているべき、食
事は家族皆でとるべき・・・。
 
人は多くの自己基準、内的規準を持って日
々生活を行い、その規準に照らして自分を
律していると思います。
さて、この規準が自分に向かっているうち
は、自分だけの問題として処理出来ますが
人に向かうと他者批判が起こるのです。
 
それは、人はなにかと自分の規準を他者の
行動にも当てはめがちだからです。
 
そして自分の規準に反する行動を他者が行
うと受け入れ難く、反感情を抱くのです。
 
これが他者批判へと結びつきます。
 
また、アダルトチルドレンは100か0の
中間のない白黒思考の傾向が強く、自己規
準についても他者は守るべきと、自己基準
からくるべき論を振りかざす傾向がありま
す。
 
しかし、他者批判の基準は、そもそも自分
に対する規準なのです。
 
果たして自己規準で他者を評価判断するこ
とは妥当なことでしょうか。
 
また、その自己規準が厳しければ厳しいほ
どあなたの厳しい自己規準を満たす人はど
れだけいるでしょうか。
 
他者批判をするということは、自分はOK、
他者はNOのサインを出しているのと同じ
です。
 
もし、他者批判している人が自己価値が低
いとするとその自己価値を高めるために無
意識的に他者批判を行い、優越への欲求を
満たしていることが考えられます。
そもそも、アダルトチルドレンは自己価値
の低い傾向があり、その反動から優越への
欲求が高いのかもしれません。
このように様々な理由、もしくは複合的要
因からアダルトチルドレンは厳しい他者批
判の態度を取る傾向がありますがここに共
通していることは、自己中心性と思いやり
の欠如です。
 
すべてを自分の規準で物事見るのは自己中
心的であり、客観的な根拠が欠けています。
 
また、自分が子供時親より優しく接しても
らった経験が少ないので人に対する思いや
り、優しさが育まれていないのです。

思い込みと他者との境界を設定する

これがどのような経緯をたどって分かれる
のかは、様々な要因が絡んでいます。
 
しかし、基本的には、親の子供に対する態
度が批判的であったことは共通しています。
そして、何よりも一番の問題は、自己批判
に代表されるように子供時に得た根拠のな
い思い込みを大人になった今も持っている
ことです。
 
根拠のない思い込みは真実ではなく、今を
生きる私たちには必要のないものです。
また、思い込みに関連して他者との境界の
設定も大切です。
 
自分に対して好ましくない他者からの評価
を感じたり、周囲に悪い事態が起こるとそ
の原因は自分にあるのではないかと自己関
連づけて考えること。
 
これは「自分が悪い」「自分は出来ない人
間」という、子供時の思い込みの問題と同
時にすべてを自分に関連づける境界の未設
定の問題でもあるからです。
 
子供時からの思い込みと、自分と他者の境
界を、セットで見直すことも重要です。
 
 
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まとめ

 

こうしたアダルトチルドレンから回復するのは
自分自身が強い意志を持って
自分の問題に取り組む必要があります。

いずれにせよ、まずは自分が生きづらい原因を
見つけることが大切です。

また、自分だけで解決が難しいなら
心理カウンセラーに相談することをおすすめします。
回復への手助けもしてくれます。

ただし、デメリットとして料金が継続的に
かかります。

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