ごはんと漬物とみそ汁と

もみじ生活
私の育った機能不全の家庭では、食事の時間が夜10時をすぎることがたびたびありました。
ひどいときは夜中の12時をまわっていたことも。
だからいつもおなかがすいた状態で我慢を強いられました。
それは母が食事の支度がおっくうでいつまでもこたつでテレビをみながらあみものをしていたこと、
また、母の機嫌や腹具合によって食事の時間が決められていたからです。
それについて父も何も言いませんでした。
私は、そんなメチャメチャな生活がとても嫌でした。
だから自分が家庭を持ってすぐに食事の支度ができるような工夫をいつも心がけてきました。
そのひとつが漬物です。
漬物をするようになった理由としてご飯のおかずをすぐ用意したかったのです。
何もなくてもごはんと漬物とみそ汁があれば食事ができると思ったので。
はじめはとりあえず野菜を刻んで塩をして漬物容器に入れ、冷蔵庫で何日か寝かしたところからはじめました。
こうするとおかずが足りないといったときでも1品増やすことができます。
市販の漬物用のたれを使ってもいいし、キムチにあえてもおいしいです。
野菜を刻んで用意するのが手間だけど、それ以上に後で楽ができるのです。
こうした仕事のことを「先手仕事」といいます。
私が漬物をするようになったのは鳩山幸さんの影響でした。
鳩山元総理の奥さんです。
幸さんはお料理が得意で料理の本を何冊か出されています。
その中で漬物のことが出てきて私も試しにやってみたのです。
幸さんのはただの白菜漬けではなく、しょうがや玉ねぎのすりおろしが入ります。
また白菜をつけた後、きゅうりやなす、みょうが、小松菜、水菜などを後から漬けるとぬかづけのような風味が楽しめる漬け方なのです。
料理の本全体に工夫が感じられ、代議士の奥様らしからぬ人柄も好感が持てました。
元宝塚出身のエンターテナーでもあります。
また、息子さんが小さかったときの子育ての話もなかなか参考になりました。
あと本には幸さんの好きな軽井沢の話も出ていて私も影響されて軽井沢にいってきました。
といっても初冬でしたが。
でも落ち着いた軽井沢もいいです。
地元の人は夏より、冬の軽井沢がいいそうです。
軽井沢のおすすめのお店はフランスベーカリーのパン屋さんです。
数年前、下の子をおんぶしていたはちみついろにおかみさんがやさしく声をかけてくださったのが印象的でした。
向かいには観光客でいっぱいのパン屋さんもありますが幸さんのおすすめどうり、私はこちらのローカルな感じのパン屋さんが好きです。
ちょっとわかりにくいけど軽井沢デリカテッセンのバラエティーあふれるハムもおすすめです。
あと子連れで入り口近くの席に通されたけど、万平ホテルのお料理もおいしかったです。
軽井沢は初夏と初冬と2回行っているけれど大好きなところになりました。
沼みたいなところをお散歩したり、雑木林を抜けて並木道を歩いたのも忘れられません。
次回は初夏の風を切って自転車で軽井沢の町を走り抜けたいと思います。
過去の鎖をはずし、自由になるために。
過去から逃げずに幸せになる方法

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