私たちが毒親育ちの呪縛から抜け出し、自分を取り戻していくとき、ふと心に寄り添い、力を貸して守ってくれるものがあります。それは、言葉であり、音楽のメッセージです。
今回は、私が苦しいときや人生の岐路で救われてきた「心に響く音楽」と、そこから見えてきたスピリチュアルな視点についてお話しします。
「宙船」が教えてくれた、自分のハンドルを握る生き方
TOKIOの「宙船(そらふね)」という歌を初めて聴いたとき、そのストイックな世界観に胸をわしづかみにされたような衝撃を受けました。
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
まさしく、自分の舵取りができなかったアダルトチルドレン時代の自分そのものだなと感じました。 親元を離れてから、少しずつその呪縛から解き放たれたような気がしていますが、それが実感として湧いたのは「自分の意志で車の運転をするようになってから」でした。
自分の人生は、自分で責任を持ち、自分でハンドルを握るんだというあの感覚は、まさにこの「宙船」の歌詞に通じるものがあります。
その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか 流されまいと逆らいながら 船は挑み 船は傷み すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
どんなにどん底でも、「自分は絶対に自分を見捨てたりしないよ」と、自分の意志の力が感じられるところが本当に好きです。つらいとき、逃げ道がなかったとき、泣きながら息も絶え絶えに自分を励ますために、私は何度もこの歌を口にしてきました。
「あの鐘を鳴らすのはあなた」をインナーチャイルドへ
あの鐘を鳴らすのはあなた 和田アキ子さんが紅白歌合戦で歌っているのを聴いて、「すごくいいなあ」と思ったのがきっかけでした。その後、ゴスペルのコーラスも聴くようになり、ますますこの曲が好きになりました。
この曲を、傷ついてきた自分のインナーチャイルドに向かってそっと歌ってみると、胸にものすごく染みるのです。
結局のところ、「自分を大切にしなければ、何も始まらないし、何も変わらない」。 人を思いやるのは、まず自分を大切にしてからです。そして、自分のことも人のことも大事にできるようになったとき、人間関係や生きづらさが少しずつ変わっていくんだと思います。
あなたに逢えてよかった あなたには 希望の匂いがする つまずいて 傷ついて 泣き叫んでも さわやかな 希望の匂いがする ――「あの鐘を鳴らすのはあなた」より
「生きてることが辛いなら」という応援歌
「生きてることが辛いなら」は、発売当時、賛否両論が巻き起こり大騒ぎになった曲です。 「死を助長するのではないか」という否定的な意見がある一方で、「心に染み渡る」という賛成派の意見もありました。
でも、この歌詞の本当の意味はこうではないかと私は解釈しています。
「生きてることが辛くて、もしあなたが自ら死を選んだとしても、何事もなかったように世の中の営みは続いていくよ。恋人や親は悲しむけれど、いつか時はその悲しみから立ち直らせてくれるよ」
一見すると冷たく聴こえるかもしれませんが、そのあとの歌詞には、こう続きます。
- 悲しみはいつかお花みたいに咲く。
- 悲しみの数だけ強くなれる。
- それならば悲しみから目を伏せて逃げずに、真正面から向き合ってみるといい。
- 裸で生まれてきて、裸で死ぬんだから、一生懸命生きようよ。
私には、この曲が「つらくても、同時にいいこともきっとあるさ。生きろよ」という深い応援メッセージに聴こえます。 とことんその感情を味わって、自分の心をじっくり見つめよう。辛いときは我慢しないで、赤ん坊のように泣いていいんだよ。どんなに泣いていても、ちゃんと夜は明けるよ――そうやって自分の気持ちを大事にしようと提案してくれているように感じるのです。
みんないいつかは「あの世」というところへ旅立つんだから、何も急がなくてもいい。この世で全てをやり遂げたなら、清々しい気持ちでたましいの故郷に旅立てる。そんな温かいメッセージが込められているのではないでしょうか。
まとめ
こうした毒親育ちからの回復は、自分自身が強い意志を持って自分の問題に取り組む必要があります。
望み通りの人生にしていくには、やはり「思いと望みを一致させること」が大切です。 今の自分からしてあまりに高すぎる望みを掲げると、そのギャップに心が「無理だよな…」と縮こまってしまいます。
だからこそ、「少しだけ進化した自分を望むこと」がポイントです。 そうすれば、心も「うん、大丈夫、これならいける」と感じ始め、やがてそれが現実化していきます。
あなたがほっとして、豊かさを引き寄せはじめるお手伝いができたなら、私もとても幸せです。
【今回ご紹介した音楽・参考書籍・DVD】
- TOKIO「宙船 (そらふね) / do! do! do!」(または収録アルバムなど)
- 「あの鐘を鳴らすのはあなた」(和田アキ子)収録アルバム・音源
- 「生きてることが辛いなら」(森山直太朗)収録シングル・音源
- エースをねらえ! COMPLETE DVD BOOK vol.1



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