毒親育ちの自分を信じる音楽【アファメーション4選】

癒し

心配ないからね 君の想いが 誰かにとどく明日がきっとある どんなに困難でくじけそうでも 信じることを決してやめないで ——『愛は勝つ』KAN

この言葉、本当にやさしくて心強いですね。

アファメーションにぴったりです。 

アダルトサバイバーは、親から否定的な言葉や無視という環境の中で育ってきたため、こうした肯定的な言葉をかけられて育つことがありませんでした。

 だからこそ、自分を励ましてくれる歌詞が必要なのです。

いろいろなアーティストが、まるで自分に向けて歌ってくれているのだと、少しずうずうしく思ってもいいんだと思います。

愛は勝つ

アダルトサバイバーの私は、人が苦手です。

 だから、夫の田舎に行くのも本当は気が重いし、ママ友とのお付き合いも得意ではありません。

 「いつから、人に会うのが怖くなったんだろう?」 振り返ると、それはおそらく中学生の頃のいじめがきっかけでした。

親に虐待されていたことで、いつも人の顔色をうかがってしまい、親から引き継いだ偏った対人関係のクセが、いじめにつながってしまった。 

「私が悪かったんじゃないよ」って、あの頃の小さな私に言って、強く抱きしめてあげたい。

だけど、いまでも人を完全に信じることはできないし、気持ちが萎縮してしまう。

だから、人に会うのはやっぱり苦手です。

 「世の中、悪い人ばかりじゃない」と、昔よりは思えるようになってきたけれど、それでもまだ怖い。

それはきっと、自分に自信がないからなのだろうと思います。 

だからこそ私には、自分を支えてくれるアファメーションになる応援歌が必要なのです。

いつか君に追い風が

この曲は偶然ラジオから流れてきたもので、ふと手を止めて聴き入ってしまいました。

どんなに苦しくても

どんなに寂しくても

闘う君に追い風が吹くように

今夜は力尽きて 倒れても朝が来る

そこから何が見えますか?

ゆっくりでいいんだよ 立ち上がれMy Friend

——『いつか君に追い風が』馬場俊英

このメッセージ、なんて温かいんだろう。

「ゆっくりでいいんだよ」なんて言ってもらえると、それだけで救われます。

見えないマストに今日もまた 帆を張り続ける君だから 風よ いつか吹き抜けて欲しい

日々の努力を怠らないということでしょうか。

いつかは誰もがみな 星屑になるけれど

神様が決めた ゴールまで歩いて行こう

頑張ってもいいから

無理はしないで欲しい

そこから空は見えますか?

「頑張ってもいいから、無理はしないで欲しい」 なんて、これも優しさに満ちていて、涙が出てしまいます。

スタートライン

馬場俊英さんの曲を、もう一曲。

 『スタートライン』も、歌詞が心にしみ入ります。

自分に向けたアファメーションに本当によく似合います。

 誰にも励ましてもらえないのなら、自分で自分を励まそう。

焦らなくていいんだよ。

この道の先に何が待ってるのかなんてことわかるわけない

答えがあってもなくても

YesでもNoでも

決めた道を行くしかないさ

あるだろ?

そんな時

大丈夫だよ、あなたならできるよ

だから そうだよ

くじけそうな時こそ遠くを見るんだよ

チャンスは何度でも

君のそばに

そう、この歌詞をそっと添えて、一歩を踏み出そう。

もうダメさ

これ以上は前に進めない

そんな日が誰にだってある

だけど雨でも晴れても

何でもいつでも

その気になりゃ

何度でもやり直せる

そうだよね。失敗しても、ゆっくりでもいい。

立ち上がれないことの方が問題なんだ。

何度でもやり直せる。

だけど そうだよ

どんな時も

信じることをやめないで

きっとチャンスは何度でも

君のそばに

自分を信じよう。

自分自身が一番の理解者だから。

 私は、どんなことがあっても自分を見捨てたりしないから。

 チャンスは何度でも、私のそばにある。

手紙 〜拝啓 十五の君へ〜

アダルトチルドレンの本を読むと、「インナーチャイルド」というもう一人の自分が出てきます。

その概念は、アンジェラ・アキさんの『手紙〜拝啓 十五の君へ〜』の歌詞にぴったりと重なります。

 大人の自分と、子どもの自分が対話する。

 アダルトチルドレンは、分離してしまった大人と子どもの自分を統合させることで、回復の道が開けるといわれています。

生きづらさを感じる私たちは、インナーチャイルドを自分で育て直さなければならない。

その具体的な方法がのどから手が出るほど知りたかったけれど、この歌詞にはそのヒントが書かれていました。

たとえば――

「消えてしまいそうなときは自分の声を信じ歩けばいいの」

でも、まずアダルトチルドレンにとっての大きな問題は、「自分の声が聞こえないこと」です。

 なぜなら、ずっと子ども時代、自分の気持ちを麻痺させて生きるしかなかったから。

そうしなければ生き延びれなかった。

それが「サバイバー」といわれる所以です。

十五の僕には誰にも話せない

悩みの種があるのです

未来の自分に宛てて書く手紙なら

きっと素直に打ち明けられるだろう

思えば、秘密の多い家でした。

いまでもそうです。

 そして、外には口外できなかった。

人に言えるような内容じゃなかったから。

 だから、自分の心の中で問いかけるしかなかった。

だからこそ、この歌に深く共感できたのです。

今 負けそうで 泣きそうで

消えてしまいそうな僕は、

誰の言葉を信じて歩けばいいの?

「誰も信じるな」というのが両親からのメッセージでした。 

誰にも助けを求められなかった。

子どもだったのに、我慢するしかなかった。 

小さな大人の誕生。

両親のインナーチャイルドの子守りまでさせられた。

アンバランスな子どもにならざるを得なかったのです。

ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて

苦しい中で今を生きている、今を生きている

そう、打ちひしがれても生きるしかなかった。

息をひそめて。

 「早く、早く大人になりたい」と心から願っていました。

人生のすべてに意味があるから

恐れずにあなたの夢を育てて

アダルトチルドレンにとって、スピリチュアルな視点は欠かせません。

それが成長への大きな糸口になるから。

この歌詞は、それを静かに暗示しているように感じます。

 「なぜ、こんな親の元に生まれてきたのだろう」

「なぜ、こんなに我慢し続けなければいけないのだろう」

「なぜ、親はこんなにも未熟な振る舞いをするのだろう」

大人になってもずっとそう思っていました。

でも、スピリチュアルな考え方を知って、納得できた。 

いや、正確に言うと、「仕組みが理解できた」ということかな。

荒れた青春の海は厳しいけれど

明日の岸辺へと 夢の舟よ進め

大人になっても、子ども時代に身につけた考え方が邪魔をして、生きることがとても辛い。

私の荒れた青春の海は、中学時代のいじめでした。

家にも学校にも、居場所がなかった。

負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は、

誰の言葉を信じて歩けばいいの?

文字通り、誰も信じられなかった。

自分の言葉を口に出すことも怖かった。

だから、いまも自分の意見を人前で言うのは少し怖いのです。

いつの時代も悲しみを避けては通れないけれど

笑顔を見せて

今を生きていこう、今を生きていこう

せめてこの厳しい状況を乗り越えるために、いつも自分自身にこう言い聞かせて生きてきました。

拝啓 この手紙読んでいるあなたが幸せなことを願います

大人になった未来の自分を想像しながら。

ちょうどこんなふうに語りかけながら、精一杯生きてきた。 

だから、そんなふうに一生懸命生きていた子ども時代の自分が、いま、とても愛おしいのです。

今回ご紹介した曲はこちら

親の介護やこれからの現実に直面している方はこちら: 毒親育ちの介護【祖父母】

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